章 807

「なっ、情報がこんなに早く広まるなんて」

「どうした?」と楊羽が尋ねた。

「この殺人事件にすごく興味があるの。一緒に調査させてもらえないかしら?」燕霊が答えた。

(太陽が西から昇ったのか?宣教師が授業もせず、イエスの光を広めるでもなく、事件なんか調べに来るとは。暇を持て余してるのか?)

しかし相手は美女だ。楊羽はさすがにそんなことは口に出せなかった。

「ただの殺人事件だけど、霊姉さんがなぜ興味を持つんだろう」楊羽は不思議そうに尋ねた。

「それは気にしないで。あなたが私を必要とする時が来るわ。いいでしょ?」燕霊の話し方はとても特別で、明瞭な口調に加え、聞く人を心地よくさせる魔力があった。

楊羽は...