章 19

「これは……」趙鉄柱は呆然とした。

趙鉄柱が動かないのを見て、韋桂梅は自ら近づき、彼の手を取って自分の胸に押し当てた。

こんな経験のない趙鉄柱はすっかり頭が真っ白になった。手の下には柔らかくしなやかな感触があり、言葉にできないほど心地よかった。思わず二、三回揉んでみると、韋桂梅は気持ちよさそうに小さく喘ぎ、頬を紅潮させながら趙鉄柱の首に腕を回し、唇を噛みしめて言った。「鉄柱、あのろくでなしを懲らしめてくれてありがとう」

「あ、梅姉さん」

趙鉄柱は慌てて韋桂梅を押しのけ、顔を赤らめて俯きながら言った。「梅姉さん、僕たちこんなことしちゃダメです」

「どうして?」

韋桂梅は腕の中の人が急に冷たくなっ...