章 391

「はぁ、こんなことがあるなんて」鉄柱は少し沈んだ様子で言った。「どうしたの、お兄ちゃん?なんだかすごく落ち込んでるみたいだけど、何か嫌なことでもあったの?」鉄柱は晴児を見て、「確かに少し嫌なことがあったんだけど、晴児を見たら元気が出てきたよ」

「それなら、お兄ちゃん、一緒に外に出かけましょう。今はまだ夕方くらいだし」鉄柱は考えた。特に予定もないし、晴児と一緒に出かけるのも悪くない。「そうだね、じゃあ出かけようか。今ならまだ大丈夫だし、問題ないだろう」

鉄柱と晴児は一緒に中庭へ歩いていった。「お兄ちゃん、お兄ちゃん、ここのお花きれいだね!」鉄柱は花のように微笑む晴児を見て、思わず笑みがこぼれ...