章 6

「どうぞ、どうぞ」

趙鉄柱は我に返り、喬莎莎を迎え入れながら、自分自身に少し呆れた。

なんてことをしているんだ?相手がただ美人なだけで、こんなに呆然としてどうする。まるで田舎者が都会に出て美女を見たことがないみたいじゃないか。

「この方は?」

程淑英もこの時部屋から出てきて、あまりにも美しい喬莎莎を見て、一瞬固まってしまい、彼女を見つめていた。

「おばさん、こんにちは。私は喬莎莎と申します。鉄柱さんが昨日採ってきたサフランを買いに来ました」

喬莎莎の声は澄んでおり、とても礼儀正しく程淑英に挨拶した。

「さあどうぞ、どうぞ。お茶を入れますね...