章 71

林天が邪教を設立したと知った時、趙鉄柱は驚いた。彼の考えでは、林天には邪教を立ち上げる能力がないはずだった。邪教には大量の思想教育が必要で、それには多くの人手が要るものだ。邪教の設立がいかに難しいかを考えると、林天一人の力でそれができるとは到底信じられなかった。

今や趙鉄柱は林天が設立した邪教に手を焼いていた。彼の労働者たちは邪教の言葉を信じ、趙鉄柱を「邪悪な人間」と見なして働くことを拒否していた。少しでも冷静に考える人なら、趙鉄柱が何も悪いことをしておらず、「邪悪」とは無縁であることは明らかだった。しかし現実には、趙鉄柱の養殖場では働き手がいなくなり、薬草栽培場でも数人の労働者が残るのみ。...