章 177

「例えば、朝廷は二倍以上の価格で販売することを禁じ、違反者は厳罰に処すると定めています。朝廷に対抗するため、これらの商人たちは店を閉め、商品を出さないという選択をするのです」

冷瀾之は驚いた様子で「そんなこともできるの?」

よく考えてみれば、そのやり方も理にかなっている。

朝廷が穀物の高値販売を禁じる?

それなら最初から売らなければいい。

どうせ最近、城内には他に穀物を買える場所などない。市民の家に蓄えた穀物が尽きて、城内の穀物店がすべて閉まっていたら、どこで買えばいいというのか?

何?

朝廷が救済に来る?

朝廷がどれだけの穀物を調達できるというのか?

あの程度の救済用穀物は...