章 365

冷嵐之は席大家と視線を交わした。

この若い教師にさえ分かることが、彼らにわからないはずがない。

しかも、ヨセフ学院は郊外に位置する全寮制の学院であり、休暇以外は学生の外出は許されていない。

最も重要なのは、学院内には盛京の他の学院から転入してきた学生がほとんどいないということだ。

では、彼らはどこから秋遊会の情報を聞いたのだろうか?

そのとき、幼いながらも毅然とした声が響いた。「先生方がすでに明言されたように、我が学院が今年秋遊会に参加しないのは、資格がないからではなく、学院側が総合的に判断して、自ら機会を放棄したからです」

「私たちがヨセフ学院に入ったのは学ぶためであり、自分を高めるため...