章 400

裴院正は裴雲之の手首を離し、少し考えてから言った。「顧典司は古傷が癒えぬうちに新しい傷を負い、さらに十分な休息を取れないことによる体力の消耗が原因です」

冷澜之は男の生気のない様子を思い出し、胸が締め付けられた。「深刻なのですか?」

裴院正が口を開こうとした瞬間、顧湛が突然二、三度咳き込んだ。

冷澜之はすぐに彼の方を見た。「阿湛、具合はどう?」そして裴院正に向き直り、「どうあっても彼を治してください。薬材のことは心配しないで、どんなに貴重な薬でも、必ず手に入れますから」

裴院正は一時言葉を失った。

どう言えばいいのか。

実のところ、顧典司の怪我は彼が見せているほど重くはないのだ。

確か...