章 403

殺し合いはまだ続いていた。

殺気立った叫び声が辺りに響き渡っていたが、この道は人里離れた場所にあり、しばらくの間は誰も気づくはずもない。天子の膝元、白昼堂々と、まさかこんな場所で、不届き者どもが堂々たる護国公主を暗殺しようとするとは!

「姫様、右側に弓使いはいません!」

流紗は細心の注意を払いながら自分の衣の端を囮にして、車の帳が上がった一瞬に外を窺った。

彼女は外の状況を確認したが、弓使いに冷たい矢を放たれることはなかった。

冷藍之はほっと息をつき、一旦弓矢を下ろした。

表情を引き締め、彼女は言った。「流紗、今日私たちが生き延びられるかどうかは、お前次第よ」

彼女は潜む弓使いを倒さなけれ...