章 440

女の叫び声を合図に、先ほどの老人がすぐに家から出てきた。

その後ろには、がっしりとした体格の若者が続いていた。

若者は冷澜之を見るなり目を見開いた。「この女、美しすぎるぞ。まるで仙女のようだ!母さん、彼女をここに置いておけないか?俺の嫁にしたいんだ!」

女の顔から笑みが消え、若者の耳をつねりながら叱った。「情けない。所詮女なんて、蝋燭の火を消せばみんな同じよ。こんな上玉がいくらで売れるか分かってるのか?彼女を売ったお金で、お前にはもっといい嫁が何人も買えるんだよ!」

若者はたちまち葛藤の表情を浮かべた。

彼は心を痛めながらも、無理やり視線を冷澜之の顔から琼華へと移した。「じゃあ、こっちの子は…...