章 449

「立ち上がりなさい」冷澜之(レンランジー)は淡々と言った。「お前たちに何の落ち度があるというのだ?」

彼女たちは自分を、そして盛国の面目を守っていたのだ。過ちどころか、功績すらある。

彼女の表情が徐々に引き締まった。「瓊華(ケイカ)、これからの道のりは大変だが頼むぞ。昼間はできるだけ休息を取るように。だが夜は、必ず気を引き締めて警戒するのだ!」

瓊華は表情を変えた。「姫様、夜陰に紛れて何者かが姫様を襲うのではと懸念されているのですか?」

冷澜之は眉をひそめた。「私は何も心配していない……ただ、彼らが羽聞渊(ウーウェンユエン)の配下ではないかと疑っているだけだ」

二皇子羽聞渊——彼女が...