章 474

「皇后様が花見の宴を開かれたのですか?」冷澜之は手にした招待状を見つめ、眉を寄せた。

流紗も不思議に思っていた。「誰もが姫様が今、宴席に出るのは適切でないことをご存じのはず。驚羽皇后様は未来のお姑様として、それをわからないはずがありません。なのになぜ招待状をお送りになったのでしょう?わざと姫様を困らせようとしているとしか思えません」

行くわけにはいかない。冷澜之はまだ喪に服しているのだから、参加するなど論外だ。

かといって行かなければ、未来の義母からの招待を断ることになり、面目を潰すことになる。

この招待状が行宮に届けられたのは、彼女を進退窮まらせるためだった。

冷澜之は招待状を手に持ったまま...