章 63

「ひっ!」

賭石坊の中、見物客たちは思わず息を呑んだ。

これはまさに命懸けの大勝負ではないか!

もし運が天に通じれば、どちらかが五つの石をすべてガラス種に切り出すことができ、十億もの賭け金と全ての翡翠を手に入れることになる!

そして負けた方は、一文無しになるかもしれない!

これはまさに命を賭けた勝負だ!

しかも、この賭け方が面白い!

黄色い種類の翡翠でも、三回勝てば支払うべき賭け金を奪い返せるのだから!

もちろん、それはあくまで「もし」の話で、ガラス種の翡翠を手に入れるには天運が必要だ!

「何を恐れることがある!お前はこのおれ様にその隣の女を差し出すことになるだけだ!さあ、最初の原石を選ぶぞ...