章 750

蝋燭の灯りの下、韓冰の頬は紅く染まり、瞳には甘い思いが溢れ、唇の端には魅惑的な笑みを浮かべていた。揺れる蝋燭の炎はまるで愛の火のように燃え、見つめ合う二人の間で愛情が昇華していく。

しばらくして、韓冰は小さな声で一言だけ言った。「いいよ」

その一言を聞いて、私の目は思わず潤んでしまった。ほぼ一年も待ち続け、その間幾多の困難を乗り越え、星や月を見上げながら待ち望んだ瞬間が、ようやく訪れたのだ。

少し興奮気味に赤ワインを一気に飲み干し、グラスをテーブルに置いてから、彼女の小さな手を握った。「愛してるよ、妻」

「私も愛してる」

彼女もワインを飲み干し、赤ワインで潤んだ小さな唇は一層艶やかに...