章 19

金鎖のあの潤んだ瞳、少し尖らせた桜色の小さな唇、そして水に濡れてより一層美味しそうに見える胸元を見つめ、刘旭は唾を飲み込むと、突然金鎖の唇を奪った。

あまりにも唐突な行動だったため、金鎖は一瞬何が起きたのか理解できなかった。

刘旭の舌が彼女の歯を開こうとしていることに気づいた時、ようやく我に返った金鎖は、すぐさま刘旭の舌に噛みついた。

激痛に刘旭は即座に金鎖から離れ、舌を動かしてみて無事であることを確認すると、ようやく安堵のため息をついた。

刘旭を睨みつけながら、明らかに怒っている金鎖は言った。「私には夫がいるのよ!何度も言ってるでしょ!あの時は毒にやられてたから、ああいうことをさせた...