章 216

「ズボンを履き終えたところで、吴妍は尋ねた。「あなた、誰?ここで何してるの?」

「俺は陈旭っていうんだ。俺はここで……ここで……」

「早く言いなさいよ!」

困ったふりをした刘旭は言った。「オナニーしてたんだ」

「そう、オナニーしてただけ」

鼻で笑い、吴妍は言った。「こんな場所でオナニー?誰を騙すつもり?」

ため息をついて、刘旭は説明した。「俺、変な癖があってさ。怖くて不気味な場所ほど興奮するんだよ。だから、よく月も星も出ない夜にここに来てオナニーするんだ。さっきもちょうどやってたところで、足音が聞こえたから慌てて横に隠れたんだ。そしたら……女性警官だって分かって、もっと興奮しちゃっ...