章 269

蚊に刺された箇所を軽く掻いた後、酔いに眠気も加わった李燕茹の手は、ゆるりと胸元に置かれた。

李燕茹は両足を重ね合わせて少し曲げていたため、スカートがそれほど高く上がると、肉付きのよいヒップがわずかに露わになり、白い下着もうっすらと見えていた。

もちろん、劉旭の心を最も揺さぶったのは李燕茹のヒップのフォルムで、大きめでありながらも決して太って見えない類のものだった。率直に言えば、引き締まっていて、大きく、よく突き出たお尻だった。だから、もし李燕茹が一糸まとわぬ姿で劉旭に背を向けたなら、それは息を呑むほどの絶景となるだろう。

もっとはっきり見ようと、劉旭は屈み込んで李燕茹の両脚の間を凝視した...