章 275

陳甜悠の言葉を聞いて、劉旭は彼女が天真爛漫なだけでなく、どこか抜けているところもあると感じた。こういった女の子は、物欲が横溢するこの時代ではすでに珍しい存在で、まるで国宝のように貴重だった。さらに劉旭は陳甜悠との初めての時を経たばかりで、まだ興奮と幸福感の中にいた。だからこそ、彼はより一層彼女を愛おしく思った。

明らかに怯えている陳甜悠を見て、劉旭は言った。「注射しなくてもいいよ。どうせ来年にはママになれるんだから」

「ママなんてイヤ」

「だって、まだ私小さいもん」陳甜悠はきっぱりと答えた。「まだ遊び足りないし」

陳甜悠の鼻先を軽く小突き、ついでに汗で湿った彼女の胸に触れながら、劉旭は...