章 352

劉旭が聞こえないことを確認すると、李燕茹は小声で尋ねた。「痛かった?」

母親の前で、陳甜悠は自分が気持ち良かったなどとは言えるはずもなく、少し恥ずかしそうに小声で答えた。「ちょっと…」

「怪我はない?」

その言葉を聞いて、李燕茹はほっと息をついた。しかし、突然ある重大な問題を思い出し、慌てて尋ねた。「さっき旭子と一緒にしてる時、劉旭があなたの体の上で震えたりしなかった?」

「しました」

「それで、中に出したの?外に?」

「間に…間に合わなくて…」

それを聞いた瞬間、李燕茹は目の前が真っ暗になった。壁に手をついていなければ、きっと地面に座り込んでいただろう。前回、李燕茹が劉旭と話し合った時、非常...