章 375

農村のこんな古い家では、お風呂に入るのが一番不便なことだから、王艶がそんな考えを持つのも当然だった。でも実際、彼女はこれまでそんな考えを持ったことがなかった。主に夜、李燕茹の家で食事をした時、トイレに行った王艶があの現代的なバスルームに魅了されたのだ。

トイレには少しも臭いがなく、用を足した後はボタン一つで綺麗さっぱり流せる。

もっと重要なのは、トイレのドアさえ内側から鍵をかければ、王艶は誰かに見られる心配をせずに、シャワーヘッドの下に立って浴びることができること。片手に柄杓、もう片手に石鹸を持って体を洗う必要もない。

うん、ボディスポンジもいいものだ。少なくともタオルより便利だし、それ...