章 397

劉旭に唇を奪われた途端、陳寡婦は舌で軽く挟んでいたイカを彼の口へと押し込んだ。イカが劉旭の口に滑り込むと、陳寡婦は彼の唇を吸い、瞳を閉じたまま、その細く長いまつげが一層際立って見えた。

一方の劉旭は、イカを噛み締めながらも、落ち着きのない手はすでに峰の頂に這い上り、衣服越しに優しく揉みしだいていた。

イカを飲み込むと、劉旭は舌を陳寡婦の口内へと侵入させた。

再び情欲に火がついた陳寡婦は、劉旭の舌を吸いながら、甘美な唾液を全て飲み込んでいった。

蘇素素は小説を書こうとしていた。食卓で起きたばかりの光景を少し修正して書き出すつもりだった。だが、母親の嬌声が聞こえてきて思考が中断され、思わず...