章 423

劉旭が振り向いたのを見て、顔が一気に赤くなった許瀅はすぐに胸を両腕で覆い、叫んだ。「先生ったら、この悪い人!振り向かないでって言ったでしょ!」

自分が少し取り乱していると気づいた劉旭は、そのまま許瀅に背を向け続けた。

劉旭はずっと許瀅が服を着ていないと思っていたが、実際彼女は昨夜と同じワンピースを着ていた。ただ両側の肩紐が落ちてしまい、劉旭はチューブトップを見てしまったのだ。許瀅のチューブトップは胸の周りを一周するタイプで、布団をかぶっている状態では、劉旭は許瀅の露わになった肩しか見えなかった。

これが劉旭が一目見て許瀅が何も着ていないと思った理由だった。

許瀅がチューブトップとワンピ...