章 509

雷小秋に何かあったのではないかと心配になった劉旭は、半開きのドアを一気に押し開けた。

目の前の光景を見て、劉旭は思わず息を呑んだ。

正確に言うなら、まず酒の匂いが鼻をついて、それから目の前の光景に驚かされたのだ。以前、初めて陳未亡人の家を訪れた時も、劉旭は彼女を一目見て驚いた。あの時は陳未亡人が酒飲みだと思ったが、後になって彼女が陰部からアルコールを分泌するという奇妙な病気を患っていることを知った。

だから今、目の前の光景を見て、劉旭はベッドにうつ伏せになっている雷小秋も同じような病気なのではないかと考えた。

雷小秋は真っ赤なブラジャーと同じ色のTバックを身につ...