章 558

「飲めないよ」

この言葉を聞いて、さらに不思議そうな表情を浮かべた玉嫂が尋ねた。「これただのシロップじゃないの?どうして飲めないの」

「冷蔵庫に入れるつもりだったこと言い忘れてた」刘旭は隅に置かれた冷蔵庫を見ながら続けた。「大湾までアイスキャンディーを買いに行くのは面倒だし、それに市販のアイスキャンディーには細菌がついていることも多いから、自分の家で作ったほうが安心だよ。そうだ、お姉さん、レーズンを取ってくれない?入れるともっと美味しくなるよ」

玉嫂はほとんどアイスキャンディーを食べたことがなかった。

別に惜しんでいたわけではなく、アイスキャンディーは大湾の雑貨...