章 563

額が広く、目の前の茶碗を抱えたまま副書記が言った。「これは村の幹部会議だ。投票権を行使できるのは村の幹部だけだ。あそこの人間には投票権なんてない。お前は副主任なんだから、そのくらいわかるだろう?」

明らかに、副書記が指していたのは劉旭のことだった。

会議を台無しにしたくなければ、劉旭は間違いなく駆け寄って、寿老人みたいな顔をした副書記の頬を何発か張り倒していただろう。

副書記を見つめながら、相変わらず微笑みを浮かべた李娟が言った。「劉旭さんは村民代表だから、投票権を持っています」

「はっは!あいつが?」副書記が突然声を上げて笑った。「娟ちゃん、村民代表ってのがどういう意味か分かってるの...