章 573

雷小秋の叫び声を聞いて、彼女の今の気持ちがきっと最高に良いのだろうと察した劉旭は急に前へとバイクを走らせた。

突然の加速に雷小秋は心の準備ができておらず、後ろに投げ出されそうになって慌てて劉旭の腰に腕を回した。そして、あまりにも豊満な二つの胸が劉旭の背中に押し付けられた。

雷小秋は劉旭がわざとやったのではないかと思ったが、彼が殺人犯を見つけ出し、さらに彼女の運命を変えてくれたことを思うと、それほど気にはならなかった。

もう腕を回してしまったのだから、手を離す必要もないだろうと、雷小秋はそのままずっと抱きついていた。

ただ、バイクが揺れるたびに、雷小秋の二つの胸が上下に揺れ、劉旭の背中と...