章 577

刘旭の言葉を聞いて、戸惑いを隠せない雷小秋は尋ねた。「どうして彼が私と結婚したことに感謝するの?」

「彼は受け身だからさ。もし彼の性的指向が普通だったら、僕は君を手に入れることができなかったからね」

「ただ私の体が欲しいだけなの?」

雷小秋の歩くたびに揺れる胸元をちらりと見て、刘旭は言った。「僕は割と現実主義者でね。それに、愛する女性の前で嘘をつくのは好きじゃない。だから正直に言うと、最初は君の体に興味を持って、それから徐々に君の性格に惹かれていったんだ。今の状況で言えば、君の心も体も欲しいけど、体の方が手に入れやすいと思ってる」

「随分と自信があるのね?」雷小秋は肘で軽く刘旭を突きな...