章 628

「うん、僕もそう思うよ」うがいを終え、歯ブラシとコップをすすいだ劉旭は、玉嫂の歯ブラシを手に取り、歯磨き粉をつけてあげた。

劉旭がそうしている間に、玉嫂はすでに劉旭のためにタオルを絞っていた。

お互いに交換し終えると、劉旭は顔を拭き、玉嫂は歯を磨いた。

二人の息はぴったりと合っていた。

洗面を終えると、二人は揃って台所を出た。

「旭子、私があなたの部屋で寝ようか?」

劉旭は聞き間違えたかと思い、慌てて尋ねた。「嫂子、僕と一緒に寝るってこと?」

「あ、言い方が悪かったわね」少し間を置いて、玉嫂は言った。「私はいつも早く寝るけど、あなたはときどき夜遅くまで起きてるでしょう。だから部屋...