章 707

この単語を思い浮かべると、劉旭の頭の中には69の体位をしている二人の姿が浮かんだ。

ごくりと唾を飲み込み、劉旭は階段を降りた。

その日の夜八時過ぎ、李暁は陳甜悠を屋上に涼みに誘った。

涼むのはついでで、李暁は陳甜悠と一人の男性と複数の女性による夫婦のあり方について話し合いたかったのだ。ただ、陳甜悠がそれを受け入れるかどうか分からなかった。だから最初、李暁は本題に入らず、陳甜悠とさりげない会話を続けていた。

十数分ほど話した後、タイミングが熟したと感じた李暁はようやく尋ねた。「悠悠、劉旭って凄いの?」

「え?どういう意味?」

「もちろん、あっちの方...