章 77

劉旭は水に濡れていたため、濡れた下着が身体に張りついて、その物のラインがすべて浮き彫りになっていた。彼が腰を少し曲げていたのに対して、柳夢琳はしゃがんでいたので、彼女が顔を上げた時、それに気づいてしまった。

柳夢琳は劉旭と一度関係を持ったことがあり、あの感覚もとても気に入っていたので、その全体の形を見ただけで頬が赤らんでしまった。

「皮膚は切れてない?」

「大丈夫だよ。ちょっと痛いだけ。あんな小さな蟹なのに、挟む力はなかなか強いんだな。もし私たちが入浴中に蟹の群れに囲まれたら、傷だらけになっちゃうんじゃない?」

「こんな大人なのに、蟹が怖いの?」

「もちろん怖いさ。酒の席で奴らの仲間...