章 50

宥め続けた末に、蘇雅はようやく蘇若蘭の身体から降りることを承知したが、それでも布団の中に潜り込んでしまった。

その後、玉香が一群の侍女たちを連れて次々と入室してきた。

他の侍女たちは二人の間の事情を知らず、ただこの新しい婿殿が非常に恥ずかしがり屋で、着替えを手伝われることを嫌がっているのだと思い込んでいた。玉香だけが心に疑問を抱いていた。

彼女は隅に捨てられた鎖をそっと見やり、心の中で思わずにはいられなかった。まさか鎖が役に立たなかったのだろうか?

それに、お嬢様の体はとても綺麗で、あそこにも汚れがほとんどない。

思えば、これまで毎日お嬢様の体を清めるとき、お嬢様の下半身はいつも汚れで...