章 199

「さっきも聞いたろ、お前は新しい旦那で、俺はもう古い方だ」

孫建はそう言いながら、思わず苦笑した。その目には複雑さと葛藤が宿っていたが、全身からは明らかな興奮が漂っていた。

老王は躊躇していた。こんな良い話を断って立ち去れるなら、それこそ聖人だろう。だがここに残るのも何か心が落ち着かない。これが夫婦の望んでいることだとわかっていても、やはり慣れない状況だった。

ようやく老王のタバコが吸い終わった。吸い殻を消すと、最終的に欲望が不安と理性に打ち勝った。今夜の老王にとって、あの女を思い切り弄ぶこと、それも夫の目の前で弄ぶことほど刺激的なことはなかった。

「じゃあ、その時になったら考えるよ」老...