章 361

そうやって何度か水をかけると、妻の顔にじわりと水を染み込ませるうちに、女性がうっすらと唸り声を上げ始めた。ゆっくりと眉を寄せ、まだ目を開けぬまま、不快そうな表情で膨張する頭を揉みはじめる。

「あなた、あなた」女性の体がようやく動かせるようになり、さっきまで太った上司に支えられて横向きだった体勢から仰向けに変わった。女性が最初に夫の大威を呼ぶとき、仰向けになった艶やかな体が微かに揺れ始めた。

女性はまだ目を開いていなかったが、表情は苦しげに見えた。彼女自身も気づいていないが、あの長く美しい脚がゆっくりと閉じられ、必死に締めつけながら、同時にゆっくりと擦り合わせていた。

女性は思わず甘い声を...