章 837

「とりあえずこの時期は就職活動や面接で忙しいから、インターン先が決まるまでは時間もあるし、その間はよく会いに来られるよ」林詩曼は王さんの横に寄り添いながら、その逞しい腕に手を添えて微笑みかけた。

その肩と腕の力強さ、そして先ほど触れた荒々しい大きな手の感触が、いつも林詩曼の心を震わせた。彼女はつい、あの日のことを思い出してしまう。この逞しい腕と荒い手が、彼女のストッキングを纏った美脚や引き締まったお尻を執拗に愛撫した感触、そして王さんのあの恐ろしいほどのものが彼女の初めてを奪った時のことを。

そう思うと、林詩曼はさりげなく王さんの股間に視線を走らせた。ここに来てから、あの恥ずかしくも気にな...