章 78

彼は微笑みながら、どれだけ見ても見飽きないといった様子で、ずっと私を見つめていた。私は顔を赤らめた。

「な、なんでずっと私のこと見てるの?」私は顔をそむけた。

「可愛いやつめ、本当に好きだよ。見れば見るほど愛おしくなる」彼は溺愛するように私を抱き寄せ、また唇を重ねてきた。

「あっ、ダメ、林、あっ、違った、梓枫、わ、私そろそろ帰らなきゃ。如玉のお薬を買いに出てきたの」私は小声で懇願したが、彼にしばらくキスされるままだった。

「わかった。昼食を一緒に食べたら、運転手に送らせるよ」そう言いながら、彼は私を抱き上げ、部屋を出た。

恥ずかしさで胸がいっぱいになり、「やめて、下ろして。自分で歩くから」

「...