章 1726

アジは独断で行動する勇気はなく、この件を黒真珠に伝えた。彼女は制止しなかった。これを見て安大壮は、この黒い女はそれほど悪くはなく、少しは良心があると感じた。そして、アジの先導で、黒真珠を含む全員が後に続いた。彼女も見物したかったのだ。

この場所はいたるところに川があり、三百メートルも行かないうちに小川に到着した。水は澄んでいて、魚たちが自由に泳ぐ姿まで見えた。安大壮はそんなことにかまっていられず、女性を抱えて小川へと急いだ。

深みまで来ると、二人の体は頭部を除いて水に浸かった。彼は女性の顔立ちを一瞥した。柳の葉のような眉、桜桃のような唇、卵形の顔立ち、肌の色が黒いだけで、実に整った美しさだ...