章 2509

安大壮の霸王英雄は、まさに蛟竜が水から躍り出るがごとく、その生まれながらの威厳に、ジェニファーは深く心酔していた。彼が他人の景勝地を闊歩する姿を見るたび、ジェニファーは昨夜の安大壮との情事で味わった、あの天にも昇るような快感を思い出さずにはいられなかった。あまりにも刺激的だった。

ジェニファーが来るのを見て、安大壮はシンプソン夫人を思い切り抱き上げると、そのまま彼女と交わりながら階段を上っていった。「ジェニファー、おいで、ベッドでやろう。お前も準備しろよ、ただ見てるだけじゃなく、みんなで楽しもう。そのほうが気持ちいいからな」

この夜が眠れない夜になることは運命づけられていた。昼間一日中女を...