章 1

三年間兵役を務めたら、雌豚でも心惹かれるというが、ましてや姜帆はなおさらだった。

この人里離れた深山の奥で、彼は十四歳から二十二歳までの丸八年を過ごし、しかも不思議な洞窟に閉じ込められていた。だから、少女の笑い声を聞いた瞬間、一気に興奮が込み上げてきた。

まさかここに人が来るなんて、それも女の子が?

その笑い声からすると、きっと美人に違いない。

自分を外に出さない巨大な岩の扉を見つめながら、姜帆は深く息を吸い込み、奥義に満ちた呪文を唱えてから「開け!」と叫んだ。

すると不思議なことが起きた。

岩の扉がだんだん透明になり、外の景色が一望のもとに見渡せるようになった。

遠くには鬱蒼とした森林が広がり、こちらとの間には草原があり、真ん中には小川が流れていた。

姜帆はそっと近づき、手を伸ばすと虚空の中で非常に硬く粗い岩肌に触れた。

この四年間、彼はただこうして外の荒涼とした風景を眺めるだけだった。

そのとき、彼の目が輝き、興奮で胸が高鳴った。

本当に人がいる、本当に美しい女の子がいるのだ。

二人の男性と二人の女性、二十三、四歳くらいだろうか。男二人は猟銃を背負い、たくましく威勢よく見える。女の子二人はジーンズとブーツを履き、上半身は黒いキャミソールを着ている。そのキャミソールは本当に薄く、彼女たちの誇るべき曲線を魅力的に包み込んでいた。歩くたびに、その胸元がゆらゆらと揺れていた。

姜帆は目を輝かせ、顔全体を透明な岩に押し付け、見入っていた。

外の人には中が見えないのだ。この洞窟の扉は一方向だけ透明になるのだから。

姜帆だけでなく、二人の若い男も時々女の子たちの胸元を見つめていた。彼らの視線には邪な色が浮かび、明らかに二人の女の子とは恋愛関係ではなく、ただの旅の仲間らしかった。

姜帆は美女たちを堪能した後、気持ちがどんどん高ぶっていった。思わず手足を踊らせそうになるほどだ。素晴らしい、こんなに長く待ったのに、ようやくこの人里離れた場所に人が現れたのだ。

つまり、自分が救われる可能性が高い!

結局、自分を閉じ込めているこの障壁を破るには、外からの力を借りるしかないのだから。

その二男二女は小川のほとりまで来ると、男二人は空を見上げ、既に夕暮れ時だと確認した。一人が他の男に向かって言った。「陳列、日が暮れてきたな。ここでテントを張って一晩過ごさないか?」

その口調は相談するような感じだったが、微かに威圧感を含み、彼の言うことが通るという雰囲気が漂っていた。

陳列と呼ばれた男はすぐに頷いた。「許周、お前は俺たち四人グループのリーダーだ。お前の言う通りにしよう」

許周は二人の女の子を見て、その中の一人に視線を向けると、顔に華やかな笑みを浮かべ、声色にはほんのり媚びるような調子が混じった。「媛媛、どう思う?ここで陣を張ろうよ!」

媛媛と呼ばれた少女は少し躊躇い、空の様子と周囲の環境を確認してから言った。「あまり良くないんじゃない?やっぱり山を下りて帰った方がいいわ。こんな人里離れた場所、私ちょっと慣れないし」

許周はそれを聞くと、一瞬陰険な表情を浮かべ、もう一人の女の子に不気味な視線を投げた。

その女の子はすぐに言った。「媛媛、やめようよ。ほら、もうこんなに遅いのに、山を下りられないわ。ここで一晩過ごして、明日帰りましょう。これも自然に親しむことだし。怖がらないで、私が付き添うから!」

「李倩の言う通りだ!」陳列はすぐに同調した。「媛媛、安心して。李倩だけじゃなく、許周も君を守るさ。彼は金持ちの御曹司だけど、怠け者じゃないんだ。普段から鍛えてるし、危険があれば必ず身を挺して守ってくれるよ!」

これは明らかに許周へのゴマすりだった。

媛媛は少し嫌悪感を込めて彼と許周を一瞥し、冷たく言った。「李倩が無理やり誘わなければ、私なんて来なかったわ。あなたたちもちゃんとしなさいよ。道中ずっと変な目で見てたのを知らないと思ってるの?」

次のチャプター
前のチャプター次のチャプター