章 150

姜帆が知らないことだが、古月も実は道士であり、だからこそ「古月子」と自称していたのだ。

白い老人も戒を受けており、道号は若羽子。

天鼎派全体の中で、姜帆だけが道士ではなかった。

もし姜帆も戒を受けていたら、道号は姜帆子となり、まるで野菜をこねくり回すような名前に聞こえただろう。

「そうなんです!」唯覚はうなずきながら言った。「張道友はお元気ですか?」

「とても元気そうですよ。彼がどんな過ちを犯したのか、なぜあなたたちに山に閉じ込められているのか知りませんが」姜帆は好奇心から尋ねた。

出塵子も彼の道観を強奪したからだと言っていたが、それは一方的な言い分であり、姜帆はあまり信じていなか...