章 350

食事を終えると、鄒媛媛は嬉しそうな表情で姜帆に言った。「鄒家の原始株を高値で買い取ってくれる人が現れたの。資金が集まり始めているから、次はこれから投資先を確定するだけよ」

姜帆は実業家だが、金融会社などについてはあまり詳しくなく、そういったものは詐欺や投機的なものと一括りにしていた。

二人で話し合う時も、姜帆はほとんど聞き役に回っていた。

鄒媛媛は生活面では自立できていないように見えても、ビジネスに関しては頭が切れる方だった。

彼女の考えでは、引き続き鉱業に投資し、資金が集まったら徐々に鄒家の株式を取り戻すというもので、自分の企画書まで取り出して姜帆に見せた。

姜帆は見もせずに即答し...