章 450

戦場を片付け終わると、姜帆は手にした巨大な弩を握りしめ、満足げに言った。「見ろよ、これはすごいものだぞ!」

「いいねいいね!」釈行雲も手に二つ持っていた。

「これは何に使うんだ?」姜帆は弩機の上にあるレバーを指さして尋ねた。

釈行雲は首を振って答えた。「さあ、わからないな。引いてみたら?」

「うん!」姜帆は弩機を構え、力を入れてレバーを引いた。

「ふぅっ!!!」

地面の網が突然収縮した。

姜帆は驚いて、手に持っていた巨弩を地面に落としてしまった。

網が引き上げられると、三匹の狼人がさっと網の下から這い出し、壁に頭突きをかまして穴を開け、必死に山を下って逃げていった。

姜帆たち...