章 456

「玉の御守?」姜帆と釈行雲は目を丸くした。

三大御守の名声はとうに耳にしていたが、鏡の御守はほぼ無力になり、剣の御守は逃げ足だけは速いものの結局は猥雑なおじさんに過ぎない。伝説の玉の御守だけはまだ見たことがなかった。

老杜が言った。「そうだ!玉の御守は三大御守の筆頭だ!彼女自身の実力はそれほど強くないが、幻術に長け、勾玉で御守童子を作り出すことができる」

「御守童子って何ですか?」姜帆は尋ねた。

「式神に似ているが、式神より強い。彼らは独立した思考を持ち、玉の御守にのみ従う。実力も相当なものだから、決して侮ってはならん!」

姜帆は納得した様子で言った。「あの二人の小僧が御守童子だった...