章 18

国慶節を間近に控え、学校では例年通り運動会を先に開催し、その後五連休に入る予定だった。今年も例外ではない。

「高校生活の三年間で運動会は三回しかありません。皆さんには自分をアピールするチャンスを逃さず、積極的に参加して、クラスの名誉のために頑張ってほしい。林、各種目の定員をしっかり埋めるように気をつけて、参加者リストをまとめたら私に提出するように」担任の馬先生は言い残すと教室を後にし、歓声と喜びに沸く教室を残した。

みんな競技参加にそれほど積極的ではなかったが、授業が休みになることと休日が来ることだけで、全員が十分興奮していた。

林はくるりと振り向くと、何か面白いことを思いついたかのよう...