章 79

成績が出ると、喜ぶ者もいれば憂える者もいるものだ。クラスには四十人ほどしかいないが、みな優秀な人材ばかりで、つい比べ合ってしまう。

「寧神は本当に他人に余地を残さないよな。国語以外の全科目で学年一位とか、化け物すぎる」

「それにしても、今回の国語の一位は誰なんだ?うちのクラスか?」

「さあ、見てみよう」その人は指をなぞりながら下を見た。「でも国語の一位っていつも私たちのクラスの徐静姝か十班の白希だから、別に珍しくもないけどね」

徐静姝は自分がいつの間にか話題の中心に引き込まれていることに気づき、黙って人だかりから離れた。このような話の応酬には興味がなかった。

ちょうどその時、夜の自習...