章 116

成都の晴れの日は重慶よりも多いようだ。あまり安らかとは言えない眠りから覚め、翌日、私は再び早朝に起きて、ジョギングと朝食を済ませた。戻って身支度を整えると、正装に身を包んで会社へと急いだ。今日が正式な初出勤日だ。こんなにバタバタする感覚は久しぶりだった。

十分前に会社に到着し、まず唐苗苗のオフィスへ向かった。彼女が今日、広告企画部の新しい同僚たちに私を紹介してくれることになっていた。ほぼ出勤時間ぎりぎりに、唐苗苗が豆乳と肉まんを手にして私の前に現れた。

「唐マネージャーは良く眠れたようですね」私は彼女を上司として扱うことなく、近づいてきた彼女に冗談めかして言った。

唐苗苗は舌を少し出して...