章 150

駅の入り口に立ち、見送りに来てくれた唐苗苗、梁遠、詹兄に振り返って手を振った。「じゃあな、暇があったら重慶に来いよ。本場の老火鍋をご馳走するからさ」

「まるで成都に火鍋がないみたいな言い方だな」梁遠は鼻で笑った。

唐苗苗も容赦なく言い返した。「私はもう辛いもの断ちすると決めたわ」

詹兄は「……」

本当の友達は、別れ際の名残惜しそうな社交辞令なんて必要ない。気取りも遠慮も俺たちの間には存在しない。肩をすくめて、俺は平然と言った。「来なくていいよ。その方が飯代浮くし」

唐苗苗は飛び上がって俺の頭を一発叩いた。「何よそれ!私たちは一食の飯代にも及ばないっていうの?」

「痛っ痛っ痛い!苗苗...