章 154

心が何かを期待するとき、時間はいつもゆっくりと流れ、何かを恐れるとき、時間はあっという間に過ぎていく。この二日間、私の生活はそんな遅くなったり速くなったりする時間の中で過ぎていった。舒夏との今回の会合で関係が少しでも和らぐことを願いつつも、前回のように不愉快な形で終わってしまうのではないかと不安だった。

この頃、私は李宗盛の『給自己的歌』にどハマりしていて、毎晩ベッドに横になると、この曲をリピート再生しながら眠りについていた。

「手に入れたいのに手に入らない、人生どうしようもない、諦めるべきなのに諦められず、ただ過去にすがるばかり」

自分でもわかっていた。私は得ることと失うことに一喜一憂...