章 223

私が病院に着いて建生の病室に入ると、たった二日の隔たりなのに、彼は一気に老け込んでいた。かつて一方を睨みつけた大商人の気配はもはや影もなく、病弱な顔には皺が這い始め、その生命力は目に見えて衰えていた。

彼を打ちのめしているのは、病魔への恐怖だけでなく、おそらく盛華集団の今回の出来事だろう。脱税は巨大な企業集団にとってさほど大事ではないはずだが、経済犯罪捜査局が介入する事態となれば、多くの問題を示唆している。特にこの件が舒夏と深く関わっているとなれば尚更だ。

最悪の場合、舒家は盛華集団の支配権を失い、一文無しになる可能性すらある。これは決して大げさな話ではない。盛華集団は舒建生が一から創り上...