章 261

刑務所から出て、私はタクシーに乗ってカフェに向かった。そこでロッセルと彭宇と会う約束をしていた。やはり直接会って話した方がいいと思った。今回の私は、逃げ出すつもりはないのだから。

信書を届けるのは思ったより順調だった。面会時間ではなかったので、刑務所の門すら入らなかった。前回と同じ女性看守が対応してくれた。彼女はおそらく再び上司から話を通されていたのだろう、前回よりもさらに丁寧な対応だった。私が舒夏への最初の手紙を届けに来ただけと知ると、彼女はあっさりと引き受けてくれ、さらに忍耐強く、刑務所側を信じるようにと励ましてくれた。

私はただ微笑むだけで何も言わなかった。部外者にとって、私が経験し...