章 262

未来が悲劇であることが既に決まっているとき、終わりを選ぶことが最善の選択だ。しかし、それは最も耐え難い選択でもある。

私は羅素に言ったようにすぐに重慶を離れて江津に帰ることはしなかった。この状態で帰れば、両親は必ず理由を追及するだろう。それに、自分の痛みと向き合いたかった。前回の経験から、逃げても何も解決しないことを学んでいた。

重慶に一週間滞在した。この間、昼はホテルに泊まり、夜は適当な焼き肉屋台を見つけては酒を飲んだ。毎晩酔っ払い、その朦朧とした意識の中で過去を振り返った。この街で過ごしたすべての思い出を、舒夏だけでなく、ある晩は韓渓との生活についてより多く思いを巡らせたりもした。

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